小説：『キルン・ピープル』"キルン(kiln)"とは陶器などを焼くための窯、陶窯のこと。 人間の人格や記憶を陶土でできた人形に転写し、自由に活動させる技術が普及した世界での探偵物語。 ゴーレム探偵って、SFじゃなくてファンタジーじゃん…とか言われそうですが、作者は＜知性化＞シリーズの作者デヴィッド・ブリン。中身はコテコテのハードSFです。 ＃そおいや今年のSF大会のゲストで来日してたんだよね？ 霊子工学によって、特殊な処理を施した陶土の人形に人格・記憶を転写し、ボディに注入済みのエネルギーで24時間だけゴーレムとして活動させる事ができる世界（戻ってきたゴーレムの記憶は本体に書き戻される…。ま、コピーロボット（パーマン：藤子・Ｆ・不二雄著）のディスポーザブル版つーところか）。 主人公アルバートは著作権侵害が専門の敏腕私立探偵。毎日何体ものゴーレムを焼いてクライアントからの依頼をこなします。 単純作業or危険業務用の＜
