2010年08月02日00:23 開腹、腹腔鏡下での視野の違いをOsiriXで探ってみる カテゴリ医療 最近、胆嚢摘出はほとんどが腹腔鏡下になりつつある。今後、大腸、胃も鏡視下の割合が増えるだろう。意外と躓くのが視野の違いである。同じ臓器でも、開腹・腹腔鏡では見える場所が異なるのだ。そこで、OsiriXを使って胆嚢摘出おける両者の違いを探ってみた。 右図は開腹における視野である。矢印の部分が影になるため、胆嚢頚部の剥離は上面からが中心となる。また、底部からの剥離も同時進行で行うことが多いため、矢印の部分の処理は最後になることが多い。開腹では肋骨弓下との位置関係も重要で、本症例では肝臓が比較的下にあるので、視野は悪くないと思われる。 一方、腹腔鏡の場合、胆嚢頚部を持ち上げると矢印の部分が正面にくる。ここで胆嚢の壁を剥きながら胆嚢管を露出していくのだが、開腹では後回しにされる部位が手術の始めに
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