倉庫会社はアナログ産業の典型例のような業態です(ここでのアナログ産業とは、前記事の通り、インターネットを通じてヒトと直結していない領域を指します)。規模の経済が定着し、イノベーションが起きなさそうなイメージがあるかと思います。しかし、倉庫業でも新たなIT化が進み、今までになかったようなビジネスモデルが国内外で生まれつつあります。 手前味噌ですが、2012年から開始し、現在では計13社との提携にまで至った、当社、寺田倉庫の「MINIKURA」もその1例と言えるかもしれません。グローバル都市における倉庫業の新潮流を紹介します。 倉庫会社のIT化の社会的インパクト 住居やオフィス、工場の最適な空間づくりを下支えする倉庫は、古くは縄文時代の高床式倉庫など、私たちの人間社会にとって欠かせない存在でした。現在、倉庫だけで2兆円、物流全体では約19兆円におよぶ一大産業に成長しています。 その一方、IT化
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