人は恋をすると、個性を失う。恋をすると、どのような人でも似たような行動を取る。 一定のクォリティを超える「恋愛詩」については、詩人Aと詩人Bが似ているように感じることも多い。 優れた恋愛詩の誕生、それはすべての詩人たちが個性を脱ぎ捨て、ひとつに溶け合う瞬間なのかもしれない。 もっぱらさんのこちらの恋愛詩を読んでそんな事を感じました。 私もかつては恋愛詩を綴っていたのですが、最近はまったく詩が浮かばなくなりました。 自分の抜け殻を再び纏おうとしても、心が窮屈すぎてどうにも不自然になってしまうのです。