印刷 男性の育休取得率向上への課題について語る全国の首長たち=大津市におの浜4丁目 育児休暇を取得した経験を持つ全国の首長が19日、大津市に集まり、育児に熱心な男性「イクメン」を支援しようと「パパ首長サミット」を開いた。父親の育児支援を考える全国フォーラムの一環で、首長として初めて育休を取得した東京都文京区の成沢広修区長や、育休を取った初の知事となった広島県の湯崎英彦知事ら7人が出席した。 湯崎知事は、育休を取ったら「危機管理面で問題がある」などと批判されたことを紹介し、「男が子育てに関わるものではないという社会の意識がある」「価値観を変えることが政治の役割」と主張した。 これに対し、大阪府箕面市の倉田哲郎市長は、次男の出産の際に取った育休で3歳の長男に振り回された体験を披露。「育休は労働だ。意識を変えるにはイメージを変える必要がある。『育労』とでもしたらどうか」と提案した。 購読さ