小樽市の小樽商科大の学内で7日に飲酒し、急性アルコール中毒で意識不明の重体となったアメリカンフットボール部の1年生の男子学生(19)=札幌市豊平区=が24日午後10時半に死亡した。 山本真樹夫学長は25日未明、大学で記者会見し「ご家族に深くおわび申し上げる」と謝罪した。 道警や大学によると、死亡した男子学生ら部員75人は7日午後、大学グラウンドでバーベキューをして飲酒。男子学生ら未成年7人を含む男女9人が急性アルコール中毒となり病院に運ばれた。 重体の男子学生は入院して治療を受けていた。 大学は8日の記者会見で「部内では先輩による酒の強要が慣習としてあった」と説明。アメフット部を無期限の活動停止とするとともに、調査委員会を設置して飲酒の状況を調べ、部員らの処分を検討している。