元カリスマホストで、現在は歌舞伎町でホストクラブや飲食店、美容室などを経営する手塚マキさんは、3年前、ある出会いをきっかけに耳が聞こえない人の世界に興味をもつようになった。人と人とのコミュニケーションを生業としてきた手塚さんは、自分が当たり前だと思っていた世界とは別の世界が存在することを知り、その面白さに魅了されたという。 そして、耳が聞こえるほうが幸せと決めつけていた自分の感覚に違和感を抱くようになったそう。聾(ろう)者の人たちの接するなかで彼が得た気づきとは。 ※以下、手塚さんによる寄稿。 初めて出会った、聾者の世界 令和3年になりました。すっかりなじんだ元号になりましたが、「令和」を意味する手話をご存知でしょうか? 新元号が公布された2019年4月1日。新元号への喧噪が続いていた翌日に、「令和」を意味する手話も発表されました。 胸の前で、手を花のつぼみのように構え、前に優しくゆっくり
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