60億キロ・メートルの旅を終えて7年ぶりに地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが11月以降、全国各地で展示されることになった。 文部科学省の中川正春副大臣が4日、記者会見で明らかにした。 宇宙航空研究開発機構が今後、各地の科学館や博物館から展示企画を募り、施設を決める。カプセルの本体容器やパラシュートは実物を展示する。カプセルの耐熱カバーや小惑星「イトカワ」の微粒子が入っている可能性がある密閉容器は実物大模型で紹介する。 カプセルは相模原市や茨城県つくば市の施設で公開され、数時間待ちの行列が出来るほどの人気を集めた。今月15〜19日には東京・丸の内での展示が決まっている。