1. 損益計算書のどこが大切なの? 損益計算書に並んでいる5つの利益のなかで一番大切なのは「経常利益」。この数値は経常的な営業活動と財務活動を通じて、会社がどのくらい儲かっているのかを示しています。 損益計算書には5つの利益が並んでいます。 まずは「売上総利益」で、これは<売上高-売上原価>で算出できます。 次に<売上総利益-販売費及び一般管理費>を計算すると「営業利益」が求められます。この販売費及び一般管理費とは、たとえば社員の給料や社屋の家賃、商品を広告・宣伝するための費用など、営業に使われた費用のことを指します。つまり、本来の営業活動で会社がどのくらいの利益をあげているのかがわかります。 そして<営業利益±営業外損益>を計算すると、最も大切なポイントである「経常利益」が求められます。営業外損益とは営業活動以外、主として財務活動で発生した収益や費用のことで、具体的には受取利息や有価証券