高齢化の進展による財政状況の悪化で、健康保険組合の解散が相次ぐ中、派遣社員やその家族が加入する「人材派遣健康保険組合」は、今年度いっぱいで解散する方針を固めました。およそ50万人の加入者は協会けんぽに移ることになり、移行する人数としては協会けんぽ発足以来、最大となります。 こうした中、全国の派遣社員やその家族およそ50万人が加入する「人材派遣健康保険組合」は今年度いっぱいで解散する方針を固めました。 組合によりますと、昨年度の収支は黒字だったものの、加入者の高齢化で医療費の支払いが伸び続けていることや、後期高齢者医療への支援金など、高齢者の医療費を賄うための負担金により、今後、財政状況の悪化が進み、これ以上加入者の保険料負担を増やすことは難しいと判断したということです。 組合は、21日、加入事業者を集めた会議で解散を正式に決定することにしています。 およそ50万人の加入者は中小企業向けの協
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