2012年05月02日15:00 カテゴリ【少女漫画論】少女漫画 【少女漫画論】(5) 少女漫画が漫画になる時 ツイート ↑主客一体となったナナと奈々。 1999年、少女漫画から"個人"へと脱却した矢沢あいは、 『りぼん』を卒業し、他誌へと活動の場を移した。 5月に『Paradise Kiss』を連載開始、10月に短編『NANA』を発表、 『NANA』は翌年2000年の5月に連載化し、大ヒットとなる。 『パラキス』と『NANA』が世に出たのと同じ99年、 官主導で進められてきたフェミニズム政策によって男女共同参画社会基本法が成立し、2020年までに女性の人材を30%に引き上げる具体的な数値目標が立てられた。 もはや社会の中で女性がどう主体性を発揮するかより、社会の客体として女性をどう招き入れるかに主眼が置かれた、実体の無い政策に成り下がっていた。 これ以降、フェミニズムの定義が多様化して
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