2012年04月21日15:00 カテゴリ【少女漫画論】概論 【少女漫画論】(2) 少女漫画の衰退 ツイート ↑『りぼん』の部数低下の推移。有望な新人は多く居たはずだった。 引用:Love Dream Smile様より 少女漫画は元来、思春期の少女が持つ精神の愛を謳ってきた。 ところが、 実際の恋愛市場において精神性が二の次に置かれた事で、若年層の間で性経験率の上昇傾向が見られるようになり、女性は早いうちからファッション雑誌を手に取るようになった。 女性による主導権の掌握は、男性の理想のヒロイン像を打ち砕いたばかりか、旧来の価値観に縛られたコンテンツも古くさいものに変えてしまい、少女漫画の精神性は女性のニーズを満たさなくなったのである。2000年代に入ると、作風も実利優先へとシフトしていき、 いよいよ精神の愛が一気に廃れていく事となった。 少女漫画界の絶対王者は、集英社発行の『りぼん』で