以前、キルケゴール『死に至る病』について記事を書いたことがあります(10月30日と11月2日)。この二つの記事では読んだ感想を述べただけで、『死に至る病』の具体的な内容については触れておりません。 しかし、「死に至る病 内容」といった検索ワードで当ブログに来られる方もいらっしゃるようで、そういう人に対しては、期待外れの記事内容で申しわけないなあと思っていました。しかし、『死に至る病』の内容を要約して説明するだけなら、他にいくらでも参考になるページがあります。 そこで、今回は『死に至る病』の文章を引用し、それを逐一読解することを試みます。読解に用いるのは岩波文庫の斎藤信治訳です(注釈1)。今回は範囲を絞って、第一編・一のA節のみを読みます。(「序」や「緒論」を除けば)『死に至る病』の冒頭部分であり、初めて『死に至る病』を読んだ多くの読者が混乱するであろう箇所です。 キルケゴールの思想解説では
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