収束への見通しがつかない東京電力福島第1原発で、水素爆発や汚染水漏れよりも重大な事態が起きていた。その勇敢さから「フクシマ50」と称賛された現場の作業員が、事故対策統合本部が強引に指示した1号機への窒素注入を「危険だ」と猛反発。ボイコット寸前だったというのだ。『週刊文春』の最新号が伝えたもので、原発の状態は決死の作業員に支えられているだけに事は深刻だ。 同誌によると“反乱”の一部始終はこんな具合だ。 「もう、やってられねぇ!」 声の主は第1原発の吉田昌郎所長。5日、現地の免震重要棟にある会議室と、東電本社に設置された事故対策統合本部を結んだテレビ会議中だった。 この前日、テレビ会議で吉田所長は原子炉へ窒素注入を実施するのか質問した。東電幹部は「いち早く1号機に実施しなければならない」と、準備を開始するよう指示。これに対し、吉田所長は「予想もつかないことをやることは大きなリスクだ」と
[三亜(中国) 14日 ロイター] BRICS(中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ)の首脳は14日、中国・海南島での会合後に共同声明を発表し、「安定と確実性をもたらす」広範な国際通貨システムへの見直しを呼び掛け、5カ国の影響力強化に向けて新たな一歩を踏み出した。 共同声明は、最近の金融危機で、米ドルを要とする現在の金融秩序の不備と欠陥が露呈したと指摘した。 BRICSは、米国が大規模な貿易赤字と財政赤字を抱える状況でのドルの将来に懸念を示し、より安定した通貨システムへの変革を求めた。 また、BRICS各国の開発銀行は、米ドル建てでなく各国の現地通貨建てで相互に信用枠を設立することで基本合意した。 中国の胡錦濤国家主席は「時代は、BRICS諸国が対話と協力を強化することを求めている」と述べた。 BRICS首脳は会合で、国際通貨基金(IMF)内部の会計単位および準備資産である特別引き出
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