肉まんパワーで強敵も撃破 (c)朝日新聞社 @@写禁この記事の写真をすべて見る 初土俵からわずか5場所目の秋場所で、1横綱2大関を倒すなど、モンゴル旋風を巻き起こした逸ノ城駿(いちのじょう・たかし/21)=湊部屋。立ち合いに変化した相撲では一部親方から批判も受けたが、左上手を引いて胸を合わせたときの強さは圧巻で、格上力士を次々と投げ飛ばした。 「場所中はモンゴルからマットンボーズ(肉まん)を空輸し、朝、解凍して15個食べていたようです。ちゃんこなど日本食も苦にしませんが、やはり郷土料理のパワーは大きかった」(相撲担当記者) モンゴル出身の関取は、これまで数多く誕生している。ただ、横綱白鵬や元横綱朝青龍らが首都・ウランバートル出身なのに対し、逸ノ城は首都から西に450キロ離れたアルハンガイ県の出身。遊牧民の家に育ち、羊や馬などの家畜を飼いながら、草原を移動生活していた。 「馬のミルクを飲み、