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ブックマーク / business.nikkei.com (10)

  • アルコール度数2倍“濃縮日本酒”は衝撃の味

    熱を加えることなく物理的に日酒を濃縮し、アルコール度数を約2倍にした世界初の酒「concentration 作 凝縮 H」(以下「凝縮 H」)が、2017年3月に発売された。 販売元は三重県鈴鹿市にある、1869年(明治2年)創業の酒蔵・清水清三郎商店。三菱ケミカルと共同で開発を進め、同社が開発した「ゼオライト膜 KonKer(以下、ゼオライト膜)によって同蔵の純米酒「作 穂乃智」のアルコール度数 を30 度までアップさせた。 醸造酒は発酵によってアルコールやうまみ、香り成分を生み出す酒。だが発酵のみでアルコール濃度を高めるには限界がある。蒸留酒は加熱で濃度を高めることができるが、熱によってうまみや香り成分が変性してしまうことも多い。 そこで、三菱ケミカルは水とアルコールの分子の大きさの違いに着目。結晶構造の中に分子サイズの細かな穴がたくさんある鉱物の一種「ゼオライト」を通すことで、水分

    アルコール度数2倍“濃縮日本酒”は衝撃の味
  • 日本と中国が最近似てきたなと思う件。

    自国の文化、史跡、習慣等を外国人に絶賛させる番組は中国でも早くから盛んに作られている(写真:Imaginechina/アフロ) この1年ほど、2カ月に1度のペースで日に帰国している。時計代わりにテレビをつけておくことが多いので、日テレビ番組を目にする機会も増えたのだが、外国人に「日のここがすごい」ということを語らせるテレビ番組が増えたんだなあということに改めて気付く。 例えば映画であれば、「ブラック・レイン」でイギリス人のリドリー・スコットが描いた大阪や、「WASABI」でフランス人のリュック・ベッソンとジェラール・クラヴジックが表現した東京が、日人の私の目に新鮮に映ったように、外国人の視点で描く日は、日人では気付かないことも多く興味深い指摘ももちろんたくさんある。ただ、それら昨今のテレビ番組の大半が、「日はすごい」という、あらかじめ用意された結論に向かって作られ、しかも作

    日本と中国が最近似てきたなと思う件。
  • 「米国第一」の論理的帰結は「中間層の苦痛」

    米大統領選の勝利で戦前の予想を大きく裏切ったドナルド・トランプ氏だが、再び市場参加者やメディアの期待を裏切りつつある。 大統領就任後、全米各地で相次ぐデモを見ても分かる通り、歴代大統領の出だしと比べても、トランプ政権の不人気は群を抜く。それでも、ダウ工業株30種平均の2万ドル超えが象徴するように、大統領選以降、株式市場は活況を呈してきた。トランプ大統領が主張する大規模減税や規制緩和、インフラ投資などビジネス重視の姿勢を市場が好感したことが大きい。 また、ホワイトハウスの椅子に座れば現実に気づき、保護主義的な言動や移民抑制につながるような政策を自重するだろうという期待もあった。事実、大統領選の終盤から昨年12月にかけて、それまでの強硬な主張を軟化させたように見えた時期もあった。トランプ大統領は実利を重んじるビジネスパーソンであり、保護主義や移民抑制は選挙に勝つための方便――。そんな楽観的な見

    「米国第一」の論理的帰結は「中間層の苦痛」
  • ネット炎上、仕掛け人「0.5%」の正体

    ネット炎上、仕掛け人「0.5%」の正体
  • マティス国防長官、「狂犬」は蔵書7000冊の読書家

    マティス国防長官、「狂犬」は蔵書7000冊の読書家
  • スティグリッツ氏が書く日本経済再生への処方箋

    経済学者スティグリッツ氏は日経済の再生には現状の政策より炭素税の導入が解決策になると提言する。低炭素社会にかじを切ることが大規模投資を促し、経済を活性化する。税収増は債務圧縮、教育に充てればよい。公的債務は永久債や財政ファイナンスも選択肢だが、それ以上にサービス業の生産性向上も課題だと指摘する。 1943年米国生まれ。米アマースト大学卒、67年米マサチューセッツ工科大学で経済博士号取得。95~97年クリントン政権で大統領経済諮問委員会委員長、97~2000年世界銀行のチーフエコノミスト。2001年にノーベル経済学賞受賞。現在は米コロンビア大学経済学部教授。2011年に米誌「タイム」の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる。『世界の99%を貧困にする経済』など著書多数。 そして日の経済政策は批判にさらされてきたが、批判の一部は正当なものではない。経済成長は、それ自体が目的ではない

    スティグリッツ氏が書く日本経済再生への処方箋
  • 最後に笑うのは「グリット」を持った人だ

    最後に笑うのは「グリット」を持った人だ
  • 「マーベルとは、なるべくして一緒になった」

    シェイクスピア悦子氏 早稲田大学商学部卒。電通などを経て2002年ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社入社。2006年同社テレビジョン部門マーケティング・エグゼクティブ・ディレクター。2007年よりバイス・プレジデント/チーフ・マーケティング・オフィサー 「ディズニーもマーベルも根っこは同じ」 「アイアンマン」や「スパイダーマン」などのキャラクターをもつ米コミック大手マーベル・エンターテインメントを、ウォルト・ディズニーが買収したのは2009年です。正直なところ、ちょっと驚きました。外から見ると、ミッキーマウスをはじめとした愛らしいキャラクターが展開するディズニーの世界と、ヒーロー物であるマーベルの世界は、かなり違うようにも感じられます。 シェイクスピア悦子氏(以下、シェイクスピア):「アイアンマン」や「スパイダーマン」をご覧になった方は分かるかと思いますが、マーベルは愛する人や世界を守

    「マーベルとは、なるべくして一緒になった」
  • トランプにニクソンがもし会ったら?

    政治のプロ」への失望感と裏腹、と仰っていました。彼の事業家としての能力に疑問符を付ける人も多いようです。中でも辛辣だったのが前回もちょっと触れた『トランプ』(ワシントン・ポスト取材班著、文藝春秋)でした。 長門:それでも、「とにかくこの激動期を生き抜いてきた経営者じゃないか」というところは、誰もが認めざるを得ない。だから、政治の世界の常識にとらわれず、なにか新しいことをしてくれるんじゃないか、という期待を持たせる。それに「政治家のことはわからないが、会社経営者ならまだ我々にも理解できる」という気持ちも、米国民の中にはあったと思うんです。 「数字で実績」はアテになるか? なるほど。どちらもリーダーという意味では共通だし、数字で実績を残してきた人なら信用できそうだ、と。 長門:日でも会社経営者から政治家に転身する人は少なくないですね。 しかし、大統領に求められるものと、経営者に求められるも

    トランプにニクソンがもし会ったら?
  • 「海水」で生まれ変わった沖縄・久米島

    沖縄島から約100km西方に位置する久米島(沖縄県久米島町)。人口1万人弱の小さな離島が今、世界から注目を集めている。 きっかけとなったのが、海底から汲み上げられる海洋深層水の有効活用だ。久米島では2000年、水深約600mの海底にパイプを設置。パイプを伝って1日当たり約1万3000tもの海洋深層水を取り出している。海洋深層水の取水設備は北海道や富山県などにも設置されているが、取水量は最大でも同4000t程度。久米島の取水量は突出して多い。 海洋深層水はただの海水ではない。大きく分けて3つの特徴がある。1つ目は低温性。表面近くの海水は太陽光の影響を受け、22℃~30℃と季節によって水温が変化するが、海洋深層水は年間を通じて8℃前後と低位で安定している。 海洋深層水には植物の成長に必要な窒素やリン、ケイ酸といった栄養分が多く含まれているのも特徴だ。さらに、細菌などの微生物、汚染物質の数値は

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