2018年5月2日のブックマーク (2件)

  • 『リズと青い鳥』感想 ~ハッピーエンドの卵は、味がついてて美味しいです~ - 地盤沈下のその先

    公開日の4月21日にどっぷりと『リズと青い鳥』に浸かってみた結果、ああも確立するアニメーションがあるのかと悶々とせざるを得なくなった。まだまだ生意気な若輩者なので、この作品に関してはいままでフィクション体験のうちどこにも類型化できないものだった。 そもそもこの見るからに危うく美しいこの作品をことばを以て紹介するのは如何なものかと考えもしたが(原作小説を読んでいないので前提がそもそも狂っていることをご容赦頂きたい)、少なくともぼくは、ことばによる尊び以外のものを持ち難いのもまた事実だった。言語化というゼラを通してこの舞台を照らすことが無粋であることは重々承知の上で、それでも精一杯の返事としてフェーダーを上げる。これは決して立ち入ることのできない聖域を客観からひたすら観測しようとした、しがない観察日記である。 以下囂しいほどのネタバレを含むので、未見の方は鑑賞まで以下を読まないでおくことをおす

    『リズと青い鳥』感想 ~ハッピーエンドの卵は、味がついてて美味しいです~ - 地盤沈下のその先
    morita11
    morita11 2018/05/02
  • 山田尚子『リズと青い鳥』 互いに素の美しさ - オーロラになれなかった人のために

    どうやら、完璧な美しさに出会ってしまったらしい。 Homecomingsのエンディング目当てだった『リズと青い鳥』という映画にすっかりやられてしまった。京都の高校を舞台に、二人の少女の関係を描いた90分。自分には訪れることのなかった麗しき青春を前にひれ伏す。原作も知らなかったし、アニメ自体ほとんど見てこなかった非オタの自分(外見はオタクという突っ込みは無視します)ですが、一週間で二回観に行きました。人類はこんな素晴らしい物語を作ることができるのだという感動と、もはやこれ以上の物語を見ることはできないだろうという絶望が現在入り混じっておりますが、この特別な感情を多くの人に共感してほしいと思い、少しばかり筆を執ってみます(前半部分はネタバレなしです)。興味を持ったら、ぜひ劇場へ。 あらすじ。同じ吹奏楽部に所属する鎧塚みぞれと傘木希美は、高校最後のコンクールである童話をモチーフとした楽曲を演奏す

    山田尚子『リズと青い鳥』 互いに素の美しさ - オーロラになれなかった人のために
    morita11
    morita11 2018/05/02