◇自民党総裁選一夜明け 自民党の岸田新総裁と総裁選を争った河野太郎氏は広報本部長に登用されることになった。外相や防衛相を歴任し首相候補として階段を駆け上がってきただけに、事実上の降格人事となる。広報本部長はメディアへの情報発信やネットメディア対策を中心に、選挙対策や政策チラシの作成を担う。政界随一のツイッターフォロワー数を抱える河野氏の起用で、衆院選に向けて発信力を強化する狙いがあるとみられる。 【写真】“3A”との関係は、河野氏とは…岸田新総裁をめぐる相関図 ただ役職の格としては、副総裁、幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長の党五役に次ぐ役員ポスト。幹事長、財務相と並ぶ重要ポストと言われる外相経験者の河野氏だけに、党関係者は「普通に考えたら降格。いくら負けたと言ってもひどい話だ」とこぼした。 同じく総裁選を争った高市氏は、陣営が決選投票で岸田新総裁誕生をお膳立てし、政調会長に重用された