H3打ち上げ失敗に関して。まるでJAXAが下町ロケットのように真っ直ぐ取り組んでいると考えている声が多いですが、国内外の宇宙関連事業を見てきた立場からは複雑です。日本に素晴らしい技術者がいることは事実ですが、少なくとも組織としては、日本の政治と同様に全く前向きではありません。
焦りは禁物 「見守ってくれていた方々が大勢いたので申し訳ない。我々も物凄く悔しい」--。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトマネージャである岡田匡史氏は2月17日の記者会見で、涙ぐみながら、期待に胸を膨らませていた多くの日本人に対するお詫びの言葉を口にした。 残念なことだが、新たな“日の丸ロケット”の旗手として期待されている「H3・1号機」は、打ち上げ予定日(先週金曜日=2月17日の午前)の発射に失敗した。 JAXAはプレスリリースで、発射のカウントダウン中に「1段機体システムが異常を検知、固体ロケットブースタ(SRB-3)の着火信号を送出しなかったため、本日の打ち上げを中止した」と説明。岡田氏は会見で、今回のトラブルについて様々な見方があり得るとしつつも「失敗」ではなく、「我々は中止と考えている」と補足した。 事態を受けて、JAXAは早期に再度の打ち上げに臨む構えをみせている
「ひので」、太陽黒点の発生メカニズムの矛盾を解決 【2010年3月9日 国立天文台】 日本の太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)が、太陽の南北の極に斑点状の強い磁場を発見した。この磁場の発見で、黒点の発生や太陽風の加速メカニズムにおける矛盾が解決した。 「ひので」がとらえた強磁場斑点。クリックで拡大(提供:国立天文台/JAXA、以下同) 強磁場斑点と黒点の特徴。クリックで拡大 極域磁場と磁力線の概念図。クリックで拡大 極域上空の想像図。クリックで拡大 これまで、太陽の南北の極域には数ガウスほどの弱い磁場しか存在しないと考えられてきた。極域は黒点の種になる磁場が観測できる領域だが、この程度の弱い磁場では、黒点を作るにはまったく足りないのだ。黒点の発生には太陽内部に10万ガウスの磁場が必要と考えられているが、数ガウスでは10年で1000ガウス程度の磁場しか作れず、実際に黒点が生じていること
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く