9月3日、ゲーム開発社向け会議CEDEC 2020にてベイシスケイプは「『十三機兵防衛圏』たったひとつの冴えた音響:サウンドコンセプトとその実装」という講演をおこなった。ご存知かもしれないが、『十三機兵防衛圏』はヴァニラウェアが開発し、アトラスが販売したアドベンチャーゲーム。2019年の年末にリリースされ、IGN JAPANでも高く評価された作品だ。ベイシスケイプは本作のサウンドトラックと共にサウンドデザイン全般を担当しており、今回の講演ではその細やかな仕事が紹介された。 講演はベイシスケイプ代表取締役社長の崎元仁氏による第1部、同社サウンドデザイナーの金子昌晃氏による第2部に分かれており、司会は本作で使用されたサウンド用ミドルウェアADXを開発するCRIの櫻井敦史氏が行った。 まずは本作の内容について簡単に説明しよう。『十三機兵防衛圏』にはアドベンチャーパートにあたる追想編、リアルタイム
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