スペシャルな必殺技が飛び出すわけじゃない(スゴい選手はいるけど)。努力が必ずしも実るわけじゃない(挫折する人だって出てくる)。最後は結局勝つ、っていうほど甘くない(ホントによく負ける)。 そんなリアリティにあふれるからこそ、多くの人に支持されているのであろうバスケ漫画「あひるの空」(©日向武史 / 講談社)の1シーンより。 ©日向武史 / 講談社 "今まで通り"を変えられない人間は、来年も再来年もずっと今まで通りだ そんな言葉で始まった、九頭龍高校(通称クズ校)バスケ部の冬合宿。男子バスケの監督をやっていた坂田さんが入院したため、女子バスケの監督をやっていた主人公・車谷空の父、智久が男子・女子の両バスケ部を見ることになった。 クズ校は男女ともに強豪とはとてもいえない高校。これまで一度も手にしていない「インターハイ出場」を目指すには、ハードな練習をこなす必要があった。これまでにないハードなメ
![「あひるの空」のコトバ|進んで止まって、止まって進んで。人はそれを歩みと呼ぶのだ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2d55db33faa779041cca59449b35031638db6e11/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.amebaowndme.com%2Fmadrid-prd%2Fmadrid-web%2Fimages%2Fsites%2F277%2Fd3b6d4bf916f17c8654ddee08c3b1110_fd2733270a1b9235704b1218757f7db4.jpg)