2017-07-26 JJUGナイトセミナー「O/Rマッパー特集」のJPAの資料です。
このたび9月末日をもってオージス総研を退職し、10月よりアマゾンジャパン株式会社に入社しました。今後はSoftware Development Engineerとして、日本をはじめ世界各国のAmazonのモバイルWebアプリケーションの開発を担当することになる予定です。 およそ7年間にわたり、前職のオージス総研ではソフトウェアアーキテクトとして、SOAやEAといった全社的なシステムのアーキテクチャから、上流のモデリング、Java EEを使ったアプリケーションの開発など、技術者として様々な経験を積ませていただきました。私自身はこのブログでも何度も取り上げてきたように、モデリングやオブジェクト指向といった技術を用いて、実際の基幹業務システムの設計などに活用することで、高品質で保守性の高いシステムの構築に貢献したいという思いがありました。そのようなシステムを構築、維持するためには高品質なアーキテ
1.はじめに エンタープライズシステムのような大量の情報管理を行うシステムにおいては、データベースシステムは必須です。現在、データベースシステムには、リレーショナルデータベース(RDBMS)以外にも、XML データベースやオブジェクト指向データベースと選択肢も増えています。しかし、既存リソースの再利用や使い勝手、性能、製品のブランド等を考慮すると、RDBMS が選択されることが多いと思います。 Java 側のオブジェクトと、RDBMS 側のレコードを対応付けて相互に変換することを O/R マッピングと言います。Java では O/R マッピングに関する処理は、DataAccessObject (DAO) パターン [3] によって局所化し、 DAO 内で JDBC によって RDBMS にアクセスするような設計がよく使われます(図 1-1)。 JDBC を使った O/R マッピングは、単調
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