分散KVSが苦手なトランザクションの「ACID特性」 RDBのように、テーブルとテーブルを結合(SQLでいうJOIN文)して複雑な条件検索や集計処理を一発でこなすような芸当はできません。また、トランザクションによる「ACID特性」の確保も分散KVSが苦手な分野です。 RDBが不得意な分散/拡張 そのため、これらの不足をアプリケーション側で補うためのさまざまな工夫やフォローが必要となります。その一方で、分散KVSはデータストア全体をいくらでも多くのサーバに分散(スケールアウト)できるのが最大の特徴です。 一方でこれは、RDBが最も不得意とするところです。RDBでは、その長所であるテーブル結合やACIDの確保がボトルネックとなり、複数のサーバにスケールアウトさせることが「原理的」に容易ではありません。そのため、負荷分散や高可用性を低コストで実現することが困難です。 RDBで負荷分散させようとす