ブックマーク / tihara.hatenadiary.org (2)

  • 穴と「っ」。2008-03-20 - IHARA Note

    修士のときに友人と「穴」について議論をしたことがある。穴を認識したいとして、一体どのように我々は穴を認識する認識器を設計すればいいだろうという議論である。私は音声について研究をしており、彼は言語獲得について研究をしていた。この穴の認識の問題は、文脈としては、パターン認識の問題である。また、議論が複雑になってしまうので、抽象的な意味での穴は除外し、物理的な穴の認識を目標とした。 まず、彼と私は様々な穴をホワイトボードに描いた。そこで簡単に分かったのは、穴には種類があるということである。国語辞典を引いてもそう書かれているのであるが、「くぼみ型」と「突き抜け型」である。例えば、地面に掘った穴とドーナッツの穴がそれに当たる。これらがなぜ同じ「穴」という言葉で表されるのかということも不思議だったのだが、とりあえず、どちらか一方でも穴であると認識できればよいということにした。 私も彼も機械学習を知って

    穴と「っ」。2008-03-20 - IHARA Note
  • 「認識とパタン」。 - IHARA Note

    絶版のようであるが、図書館にはあったので紹介する。実に三十年前のであるが、未だに議論に決着のついていないことばかりが書かれている。岩波新書である。日の日記では、私が面白いと感じた部分を抜き出す。私の文章ではなく、引用した文章を中心に読んでいただければ幸いである。 このはパターン認識のである。三十年前のなので、今の研究者たちが忘れていそうな根的な議論から始められている。 そういうわけで、パタンを見るということは、大体、何々を何々と見なすということに相当しているといってよいでしょう。 パターン認識とはなんぞやという話である。著者は「見なす」という回答を示しているが、そう言いきってしまっていいのかどうかは分からない。 実際に、コンピューターによりパタン認識の仕事をやってみると、この仕事が実は二つの性質の違った作業であることがわかります。それは、実際にパタン認識の仕事をしなくても原理的

    「認識とパタン」。 - IHARA Note
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