夏休みが終わる。 いや、私は大人なのでふつうに働いている。しかし、毎年8月31日になると「もう夏休みも終わりか……」という思いが湧いてくる。 そして「読書感想文を書かなければ……」と焦る。書かなければいけない読書感想文などもうないのに。 しかし、いま思い起こしてみれば読書感想文なんてせいぜい1000文字。10ツイートもすれば使い切ってしまう量に、なぜあの頃の自分は苦しんでいたのか。 『だれでも書ける最高の読書感想文』(齋藤孝)を読んでみたら、「いやさ」の正体の片鱗をつかむことができた。 感想文に正解はない この本は「読書感想文でなにをどうやればいいかさっぱりわからない」レベルの人に書かれた指南書だ。おもなターゲットは小中学生だろう。 しかし、大人が読んでも学ぶところは大きい。たとえば、30ページにはこう書いてある。 感想文には正解なんかありません。どういう読み方をしてもいい。 「これが正し
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