この詩集が最初に出版されたのは、1925年(大正14年)9月17日。フランスの近代詩人66人の作品・339編を収容して、第一書房から初版1200部、「定価4円80銭」で売り出された。当時の「4円80銭」は「破格の値段」(=高い)だそうだから、いまだと・・・「4万8000円」ぐらいかな?想像だけど。一応、昔の物価などを調べてみたら、 【1925年(大正14年)の物価】 白米(10kg) 3円20銭 給料(大卒初任給) 50円 金(1g) 1円73銭 ということです。 【今(2020年)は大体...】 白米(10kg) 3500円(1100倍) 給料(大卒初任給) 20万円(4000倍) 金(1g) 6400円(3700倍) ですから、この3つから見るおおよその物価は、 「1000~4000倍」 になっているでしょう。そうするとこの詩集「月下の一群」(4円80銭)の