「寒天発祥の日」の認定を祝い、記念碑の建立を予定する場所で記念撮影する住民有志ら(昨年12月27日、京都市伏見区)=区役所提供 寒天は伏見が発祥の地―。この史実を広く知ってもらおうと、京都市伏見区の地域住民らがPRに力を入れている。住民団体の申請で、12月27日が「寒天発祥の日」に認定されたほか、今年の同日に向けて記念碑の建立を目指す。飲食店では寒天をテーマにした料理バトルが初開催されており、盛り上げに一役買っている。 寒天は江戸時代前期、現在の同区御駕籠(おかご)町にあった旅館で、屋外に置き忘れたところてんが凍り、水分が抜けて偶然生まれたとされる。この故事にちなみ、住民有志らでつくる「伏見寒天記念碑を建てる会」は昨夏、資料などから12月27日を「寒天発祥の日」として日本記念日協会に申請し、認められた。 これを受け、昨年の記念日には寒天誕生の場所とされる旧下板橋交番跡地で記念式典を催した。