日経トレンディ2011年10月号(9月3日発売)では「防災グッズ選びの新常識」と題し、家具の転倒防止グッズや消火器、非常食、非常用トイレといった各種防災用品の実力を試し、一体どれを買うべきかを検証する特集を掲載している。この連載では、ユニークな一芸防災グッズをいくつか紹介していく。 東日本大震災の被災地で、当初、多くの人がなくして困っている生活必需品の一つとして挙げたのが眼鏡だ。自分の視力に合った眼鏡を入手するには視力検査などが必要で、時間がかかる。 アドレンズ・ジャパンが発売した「アドレンズ エマージェンシー」は、度数を自分で調節できる緊急時用の眼鏡。アドレンズ社は05年に英国で創業し、眼科医不足や経済的理由から眼鏡の入手が困難な開発途上国向けに、度数調節ができる眼鏡を提供してきたという。新たに先進国に向けて、耐久性や操作性を向上させた緊急時用眼鏡の販売に乗り出すに当たり、最初の発売国に