ありきの意味とは 「ありき」という言葉には、主に2つの意味があります。ひとつは「ありき」の本来の意味、もうひとつは「ありき」という言葉から派生した、日常でも使える意味です。 本来の「ありき」の意味は「あった」 「ありき」の本来の意味は「(物や人などが)あった(いた)」または「ある(いる)」です。「あり」(有り・在りの連用形)に過去・回想の助動詞「き」が接続したものと考えることができます。 「そこに人ありき」とすれば「そこに人がいる(いた)」という意味になり、「ここに書籍ありき」とすれば「ここに本がある(あった)」という意味です。 この場合の「ありき」は古い表現であるため、現代の日常会話ではほとんど使われることはありません。現代で使われるとすれば、硬く改まった文章内ですが、それであっても使われることは稀でしょう。 日常で使われる「ありき」は「前提・仮定」 「ありき」は物事の「前提」あるいは「