マリウス・プティパ/作 (1869年) HOME ストーリー辞典に戻る プティパ名作バレエの物語に戻る <あらすじ> ラ・マンチャの郷士アロンソ・キハーノは騎士道物語を読みふけった末に頭がおかしくなり、自らを遍歴の騎士ドン・キホーテだと思い込むようになった。そしてドゥルシネア姫という空想上の思い姫の面影を胸にいだき、サンチョ・パンサという農民を従士として、悪を懲らし困っている者を助ける遍歴の旅に出た。 バルセロナの町に着いたドン・キホーテ主従は、宿屋の美しい娘キトリに出会った。そのキトリにはバジルという貧しい床屋の恋人がいたが、父親のロレンソはキトリを金持ちの貴族ガマーシュと結婚させようとしていた。キトリはバジルとの結婚を許してくれるようにと何度も父親に頼んだが、ロレンソは頑として許そうとはしない。こうなったらもう駆け落ちしかないと思い、キトリとバジルは手に手をとって逃げ出した。 ロレンソ