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ブックマーク / note.com/8_5_ (4)

  • 面接で危ない目にあった話|やーこ

    アルバイトでも就職でも、このような面接には気をつけて頂きたいです。 二人一組で面接を受ける事になり、待機していると前の組の面接内容が聞こえ、なかなか圧迫気味な面接官であるようであった。 次の方と呼ばれ、気を引き締めドアノブに手を掛け開こうとした瞬間、突然内側から扉が開かれ引っ張られる形となった。 私はバランスを崩し盛大に回転した挙句、何故かグリコの走る人のポーズで片膝を着き面接官の正面に着地を果たした。 赤外線センサーをゴールテープと勘違いし突き進む頭のおかしいグリコのスパイのような動きをしてしまった。 しかも、入室時に 「しつれぃぼうっ!!」 などと「失礼します」が姿形を変え発せられた為に「失礼坊」という中国にでもいそうな訳のわからぬ妖怪まで生まれた。 面接室に不審な面接者と共に沈黙が訪れた。 しかし、むしろこれは何事にも動じぬ落ち着いた人間性をお見せするチャンスである。 地に落ちた第一

    面接で危ない目にあった話|やーこ
  • 夜道で男に背後を取られ危険な目にあった話|やーこ

    犬が夜道でも安全なよう七色に光りを発する首輪を友人から貰ったが、犬が装着を拒否した為、私が首に付けて散歩する事となった。 しかし、接触が悪いのか、首輪は点滅したのち、早々に光を失ってしまった。 更に犬のトイレ袋を忘れてしまい、犬を家に戻した後に急いで道に回収しに行き、帰宅しよう振り向くと男が私の後方に立っていた。 よく見れば男は、下半身のチャックを開け放ち身体の一部を露出させていた。 最近また露出狂が出ると近所で囁かれていたので「ついに出会ってしまった」という意で言葉を発したが 「ついに会えた……」 と、生き別れた兄弟との感動の再会のようになってしまった。 数秒停止した後、露出狂は「…え?」と言葉を漏らした。 その瞬間、私の首輪が再び光を取り戻し輝き始めた。 接触がこのタイミングで戻ってしまった。 露出狂を目前に満を持して光りだしたようになってしまった。 露出狂は酷く狼狽えた顔をした。 今

    夜道で男に背後を取られ危険な目にあった話|やーこ
  • スマホの調子が悪くなり調べて貰いに行ったら恐ろしい事になっていた話|やーこ

    最近調子が悪いとは思っていたが、ついにスマホのSiriが私の呼びかけを無視する様になった。 こちらの声を拾いきれていないらしく、通話も怪しい状態となってしまった。 絶望的な気持ちになりながら、朝早くにショップへ行くと店員に怒鳴っている客がいた。 私がカウンターに案内されると、「他のお客様もいますので、お声を少々落として…」と、その客に対応していた店員が気を遣ったが為に、客の怒りがこちらに飛び火し、凄まじい剣幕で「何かアンタに迷惑かけてるっていうの!?」と、こちらへ捲し立ててきた。 私は火に油を注がぬよう慎重に言葉を選びSiriが反応しない事を伝え、早急に対応してもらえるよう協力してほしいと伝える事にした。 しかし、私の「Siri」のイントネーションがおかしいが為に 「私の尻の調子が悪いので、どうかご協力頂けますか?」 と、唐突に尻の不調を訴え、初対面の客に協力を要請する不気味な事態となった

    スマホの調子が悪くなり調べて貰いに行ったら恐ろしい事になっていた話|やーこ
    morobitokozou
    morobitokozou 2023/03/02
    「ある意味泣いてますが大丈夫です」
  • なりすましの電話によって思いもよらぬ被害を受けた話|やーこ

    実家に電話が掛かかってきて母が応対した。 私の旦那が電車で女性を触り示談金などを払わなければならなくなり、これからの子供に掛かる費用の事もあるので、取り急ぎいくらか貸して欲しいとの内容だった。 「私一人の収入じゃどうにも出来ない…」 と、電話口の私は声を震わせた。 母は「やーこ大丈夫?」と心配した。 そんな母の横で、私はシャツを顔まで被ったカオナシのような姿で神妙にその会話を聞いていた。 私が居る時に私を装ったオレオレ詐欺の電話が掛かってきたのだった。 電話口の私は、会社に勤め家庭も築いているというのに、現実の私は先程までカオナシと化して庭に入ってきた近所の子供を威嚇していた。 きこりが斧ではなく私を女神の泉に突き落とせば、綺麗な方の私としてこの電話口の私が出てくるであろう。 しかし、女神の泉から出れなかった為か詐欺を働いているようであった。 田舎でよく言う就職するかヤンキーになるかの様な

    なりすましの電話によって思いもよらぬ被害を受けた話|やーこ
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