rm -rf /*コマンドの危険性 第1回から第3回にかけて、「rm -rf /*」は危険なコマンドだと紹介した。「rm -rf /」であればコマンド側から実行するのは危ないという警告が表示され実行されない。しかし、「rm -rf /*」だとコマンド側からの警告は表示されず、指示通りにシステムを破壊するコマンドが実行されてしまう。実に危険なコマンドである。 サーバの管理者であれば「rm -rf /*」がどれほど危険であるか知っているし、rm *系のコマンドを実行する時は相当に神経質になるはずだ。ましてや、どれほど疲れたら「rm -rf /*」のような危険なコマンドを実行することになるのか、現実には起こりえないような気がする。 では、「rm -rf /*」が実行される可能性が100%ないのかといえば、そんなことはない。以下、意外にも簡単に起こってしまうということを紹介してみたい。 「rm -
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