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『坊っちゃん』自筆原稿 読みやすい文章とは、流れるように読める文章だ。難しい言葉はいらない。気のきいた言葉もいらない。文頭から文末まで振り返ることなく読める文章が、最も美しい。 読みやすさの基準は客観的なものだ。読み手には様々な人がいる。老若男女すべての人に対して読みやすい文章を書くのは難しい。ただ、綺麗な文章を書こうとする意識は持ちたい。 文章を書く上で意識すべき技法を紹介する。 常体と敬体 常体とは「だ・である」調の文章であり、敬体とは「です・ます」調の文章を指す。それぞれにメリットとデメリットがある。 常体は、自分の意思を力強く伝える事ができるが、我の強い文章になる。敬体は、優しい印象で共感を得やすいが、まわりくどい文章になる。 常体と敬体を織り交ぜて書く手法もある。まずは自分で試してみて、書きやすい文体を見つければいい。 文章の始まりは短く 最初の一文は短いほうがいい。インパクトが
【同じ語尾を続けない】 よくありがちなのが、「~です」「~した」などを続けて使ってしまうケースです。 同じ語尾が続くと、読みにくいだけではなく、読んでいておもしろくありません。 例文を挙げると、 例) 2日前に今週納期の原稿は書き終わりました。 同僚にチェックをお願いしました。 昨日、チェックが終わったので、修正も完了させました。 今日の午前に完全な原稿をお客様に渡しました。 意味は通じますが言いたいことを並べただけで、 メリハリもなく決して読みやすい文章とは言えません。 そこで有効なのが、「体言止め」や「文章の接続」です。 それを意識して上記の例文を修正すると、
今回は、助詞「の」の使い方について、学習しましょう。まずは、次の文章を読んでみてください。 どこが問題? ここが問題! 一文に「の」が連続して3回以上使われている 同じ文章の中に「~の~の~の」と「の」が連続して3回以上続くと、文が間延びした感じになり、稚拙な印象を与えてしまいます。これは口語的な表現に近いためだと考えられます。 これで解決! 他の言葉に置き換える、または「の」を省略する 「の」の連続使用は2回までとし、3回以上連続させないためには、以下のように、他の言葉で置き換える、または省略する方法があります。 ・場所に関すること:「~の」を「~にある」「~にいる」に置き換える。 例:「会議室の机の上の…」→「会議室にある机の上の…」 ・時に関すること:「~の」を「~における」に置き換える。 例:「入社時の注意点の話の内容…」→「入社時における注意点の内容…」 ・対象に関すること:「~
残念ながら普段大学生は基本的な論文の書き方を大学の授業で学ぶことがない。論文の書き方、というのは学生の学ぶ必須事項でありながら、大学側は誰一人として「一般的な論文の書き方」というものを教えないのだ。これは僕のゼミでもそうであり、知る限り他のゼミでもそうであるように思える。また、もしゼミ内で教授していたとしても、それは不公平であり、一般的な書き方、書く上でのルールなどのガイドラインは全学生に対して行われるべきだと思う。特に実験レポートを主とする理系論文と違って、社会科学系論文ではその内容の合理性・説得力に重点が置かれることになり、論文自体の構成がそのものの評価に関わって来ることは自明である。 ここではイギリスで一般的に学生に求められる論文の書き方を紹介したいと思う。どういった骨格でレポート、論文をまとめたらよいかわからないと悩む学生の助けになれば幸いに思う。また、この論文の展開は学問的論文に
本稿の改訂版をnoteにアップしています。項目別に整理しているので見やすいです。下のリンクで最新版をご覧ください https://note.com/cabanon/n/n379c454aad4f 昨日の【雑誌原稿書き方基礎講座】で使ったKeynoteに書いていたことを改変・再編集してアップします。全111条。僕が個人的に積み重ねてきたノウハウです。ライターだけでなく編集者としての心得も混じっています。仕事をしてきた出版社が違えば、このノウハウも違うものになったでしょう。だからあくまでも私家版です。デザイナーや建築家やアーティストや工学研究者の取材記事執筆を前提にした話であることをご了承ください。 *アップデート情報 ・全110条を全111条にしたり、第74条を追加して他を統合したりなど、こそこそ修正しているので、3/5にアップしたものとは少し変わっています(3/8記) ・95条の説明に奥義
たとえどんな秀逸なアイディアが自分の中にあったとしても、それを的確に伝える文章力がないと実現は難しいーーそんなふうに考えたことはありませんか? 昨日行われたライフハッカーのイベント後の雑談で、出演して頂いたパネリストの御一人である杉山竜太郎(株式会社LoiLo/ 取締役)さんは、お子さんの教育について"フリーな方針だよ(笑)"と前置きしつつも、「書くこと」だけはきっちり教えてあげたいと仰っていました。考えてみれば、別に小説家を志すわけでなくとも、メールやら企画書やら、ビジネスにおいて「書く」局面は、今も昔も満載。その傾向はむしろ拍車がかかりそうですから、もっとも有効な"子育てハック"といえるかもしれません。 文章には好みもありますし、文体は人それぞれのパーソナリティーなだけに、よくある文章講座的なものには疑問符をつけたくなります。特に日本語は、その是非はともかく、けっして断定せず、結論を先
ラノベに限定しての話だけども、応募作品の質の劣化はいつ底を打つのだろう。 ネットで安易な賞賛を受け、根拠のない自信をつける人間がいる限り止まらないのだろうか。 応募作品の母数は増えても、その質は低下の一途。 多段階選考となっていることが多いが、ニ次以降が本格的な選考となるケースが多い。 人が一生懸命描いたものにこういった言い方をするのはなんだが、選評を返す段階ですらない問題外の作品(と正直なところ呼びたくない)が多すぎる。 一次落選の大多数と二次落選の一部に共通するのが「お前絶対三人称で書いたことないだろう」と断言できるレベルのもの。 とにかく人称や視点のブレなど、基本ができていない。 一人称は描きやすいよ? 読者的にもとっつきやすいよ? でもあんた、作者視点での描きやすさととっつきやすさで選んでるだろ。 三人称と一人称の視界の違いは意識できてる? それ以前に人称統一できてる? 「人称や視
このブログを書きはじめ、ほぼ毎日更新してはや3年と3ヶ月が経ちました。その中で飽きてしまいそうなので方向性を変えてみたり、サーバーで苦労してみたりといろいろな経験をしてきました。 たいしたお金になるわけでもないのに、何故継続的に更新することが出来ているのか。周囲の疑問であり、自分の疑問でもありますw そんなわけで、自分の振り返りも兼ねて参考になりそうなTipsがあったのでご紹介します。 組織のマインドマップツールをマインドマイスターにすべき理由 伸びてる産業、会社、事業を紹介しまくるStrainerのニュースレターに登録!! ブログの更新を有意義なものにする30のTips原文の超訳ですが、個人的にズレを感じたものは私の考えに置き換えています。 1. 記事のアイデアだしは紙とペンでPCに向かっていても限界がある。企画書なんかを作っていても同じですよね。2. 毎週アイデアだしの時間を必ず作る「
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