伊豆大島では24時間の雨量が800ミリを超える記録的な大雨になりましたが、大雨の「特別警報」は基準に該当しなかったため発表されませんでした。 気象庁は、伊豆諸島に向けた情報を発表したり、町役場に直接、電話をかけたりして厳重な警戒を呼びかけていました。 大雨の「特別警報」は▽3時間の雨量や▽48時間の雨量が数十年に1度しかないような値になった場合に発表され、府県程度の一定の広がりがある地域でこれらの値を超えることが発表の基準となっています。 気象庁によりますと、伊豆大島では16日午前4時の解析で、▽5キロ四方に区切ったすべての地域で3時間の雨量が150ミリを超え、「数十年に1度」の値に達していたほか、▽ほとんどの地域で48時間の雨量も420ミリ以上となり、「数十年に1度」の値に達していました。 しかし、伊豆諸島のほかの島や、同じ東京都内では同様の雨量となった地域がほとんどなかったため、気象庁