軒下のキイロスズメバチの巣に住み着くスズメ=宮城県南三陸町入谷 【伊藤喜之】宮城県南三陸町入谷の農業、阿部忠一さん(81)方の住宅の軒下にできたキイロスズメバチの巣に、鳥のスズメが住み着いている。少なくとも2組のつがいの出入りが確認できるという。 特集:どうぶつ新聞 蜂は通常、冬を生き延びた女王蜂が春に出産、古い巣を出て新たな巣を作る。同町戸倉の養蜂家、阿部一郎さん(65)は「他のハチが巣として再利用するのはよくあるが、鳥が巣に使うのは珍しい」と話す。 ハチの巣は直径40センチほどで高さ約4メートルの軒下に昨年夏ごろにできた。スズメが巣として使っているのを、忠一さんの家族が今月初めに見つけた。2カ所に出入り用の穴が開いている。 忠一さんは「びっくりした。ひなの姿は見えないから子育てはこれからだろう。なんか楽しみだ」。 関連リンク宮城県のニュースは地域情報ページでも