準決敗退は「良かったなあ」と思う理由... 南米最後のとりで、ウルグアイが大会から消えた。ブラジル、アルゼンチンがベスト8で消える中で唯一4強に残ったが、オランダに敗れた。素晴らしいチームだった。相手にボールを支配されても、堅い守備とカウンターで勝ち上がった。試合運びが巧みで、サッカーを熟知した選手も多い。過去2度優勝も近年の低迷で「昔のチーム」のイメージがあったが、今回は見ていても楽しいチームだった。 それでも、準決勝敗退は「良かったなあ」と思う。準々決勝のガーナ戦が、あまりに印象が悪かったからだ。同点で迎えた終了間際のスアレスのハンド。意図的に相手シュートを弾き出したもので、退場を宣告されて相手にPKが与えられた。ところが、このPKをガーナが外した。結局、ウルグアイはPK戦で勝ち上がってしまった。 手を使わなければ、ガーナが勝ち上がったはずだ。結果的には、手を使ったことで40年ぶりのベ