瀬々敬久監督映画『ヘヴンズ ストーリー』が、『ベルリン国際映画祭』にて国際批評家連盟賞とNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)の2冠を受賞した。 『ヘヴンズ ストーリー』は、家族を殺された少女、妻子を殺した犯人に復習を誓う男、息子を育てながら復讐代行に手を染める警官、理由なき殺人を犯した青年など、20人以上もの人物が複雑に絡み合うドラマを、全9章4時間38分という尺度で描き出した大作だ。監督を「ピンク映画四天王」としても知られ、これまでも現実の事件にインスパイアされた作品を撮り続けてきた瀬々敬久。キャストには、寉岡萌希、長谷川朝晴、忍成修吾、村上淳、山崎ハコなどが名を連ねている。 瀬々は今回の受賞に関して、「3大国際映画祭であるベルリン国際映画祭で2つも賞をいただけたことは大きな喜びです。日本はアジアの一員だということをいつも意識して映画をつくっています。そんな中、今回賞をいただき、大変喜ん