貧乏で必死こいて生きてきて、頭悪くなかったから大学院まで行って、奨学金返済残高が600万くらいある状態で就職して、いま完済目前。余裕で生きていける状態になって、仕事にも慣れて、やっと生死がかかわる選択肢が消えて人間になれたのに、また死にたくなってる。自発的な死に向かいつつある。 理由がすごく明確なのだ。食うや食わずだったので、生きてるだけで俺頑張ってる!だったのが、頑張らなくても余裕で生きてけるようになってしまったからだ。毎日牛丼に卵付けても、はなまるで天ぷら乗せても、貯金ができるだけの収入がある。酒買って飲むだけの余裕がある。この余裕が普通の人間にはガキの頃から普通にあって、ボランティアだの趣味だの恋愛だのに使ってマトモな人間としての経験値になってると考えると、本当に恨み骨髄に徹する思いだ。 生きることに必死だった俺は、生きることが余裕になって、必死になれるものを奪われたのだ。マトモな人