ポケラボとスクウェア・エニックスが運営するスマートフォンゲーム「SINoALICE」(シノアリス)は、2017年7月のリリース当初、想定以上のアクセスによってサーバがダウンし、メンテナンスを繰り返す事態に陥った。公開から数日間は、ユーザーがプレイできた時間よりもメンテナンスの時間の方が長かったほどだ。ポケラボの覚張泰幸さん(ゲーム開発事業部 エンジニアマネージャー)は「シノアリスを稼働させることが最優先で、費用度外視でサーバを増やし続けた」と当時を振り返る。 アクセスのピーク時、利用している仮想サーバ「Amazon EC2」は650台程度、分散リレーショナルデータベース「Amazon RDS」は200台程度に上った。だが、リリースから2年以上がたち、アクセスが落ち着いた現在の状況は「それだけの規模のサーバを抱え続けるのは、利益を考えると好ましくない」(覚張さん)という。そこでポケラボは、ゲ