どうも奇妙な感じだ。 ゲームが流行り過ぎなのである。 僕がゲームを仕事にしようと思った90年代は、ゲームというのはあくまでサブカルチャーであり、ちょっと後ろめたいことであり、故に最高にカッコいいものだった。ロックとか不良みたいなもので、実際、ゲームに関わる人はロックミュージシャンだったりバイクに乗ったりしている人も少なくなかった。 雰囲気的には、Netflixのバンダースナッチがぼくらにとっての「ゲーム業界」の典型的イメージだった。タバコ臭い部屋で、青白い顔のヒッピーたちが一心不乱にキーボードを叩いてて、ときどきニヤニヤする。そんな不健康でアンダーグラウンドで、まあとにかくろくでなしのやることというイメージだ。 ところが先日、東京ビッグサイトで開催された「ゲームマーケット」に行ってみると、「いままでどこにいたの?」というくらいに、自作のボードゲームやマーダーミステリーを発表する人たちがわん
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