北九州市が地方創生の一環で製作し、市民らに無料で配布したポストカードがインターネットで売買されている。中高生に人気の芸能人が載っており、中には1枚2千円超の価格で売られているものも。過熱する転売ブームの一端と言えるが、製作には税金が投入されている。識者らは「転売は本来の公益目的をゆがめる」「モラルの問題」などと指摘。自治体に防ぐ手だてはないのか-。 【写真】限定600枚配布したポストカード 「限定のポストカードです。貰(もら)ってすぐ真っ直ぐにバッグに入れて保管しておりました」 スマートフォンのフリーマーケットアプリ「メルカリ」に今月、同市の観光大使を務める人気ダンス&ボーカルグループ「ザ・ランペイジ・フロム・エグザイル・トライブ」の藤原樹さんの写真入り限定ポストカードが20枚近く、800~2千円台で売買されている。 カードは、市が昨年策定したスローガン「New U」をPRするために製作。