神戸ポートアイランドの神戸国際展示場3号館(神戸市中央区港島中町6)で5月5日・6日、鉋(かんな)による薄削りを競い合う大会「第31回全国削ろう会神戸大会」が開催された。共催は公益財団法人竹中大工道具館。 優勝した愛媛県の繁木俊忠さん(中央) 同大会は、大工をはじめとする建築・大工関係の職人とその工具を作る鍛冶・手道具の職人が全国から集まり、鉋による厚みわずか数ミクロン(1000分の1ミリ)の薄削りを競い合うもの。道具の使い手と作り手との交流の場でもあり、伝統の技の習得や自身の腕の向上を目指す。それぞれが習練し交流する中で、日本の木造建築や木工芸の技術・文化を次世代につなげていくことも目的としており、将来大工を目指す学生も大勢参加。国内林業の再生と活性化も目指す。 今回は、国内外の幅広い世代に「日本の伝統技術」を広く伝えたいと大型連休でにぎわう国際観光都市の神戸を会場に過去最大規模で開催。
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