特集 2006.12.24 「わたしの美術館」「わたしの作品」を目指す。 横浜美術館、「実力」1位評価の秘密 ■公立美術館の実力調査の意義 10月14日、日本経済新聞社は公立美術館134館対象に実施した「美術館の実力調査」の結果を発表した。調査は、(1)展覧会や収蔵品の充実度を示す学芸・企画力、(2)運営の安定度をはかる運営力、(3)学校や商業施設との連携をみる地域貢献力の3点から総合的な実力を評価したもの。紙面によると、格付けは134館全館から得た調査票の回答に美術評論家と利用者調査の回答を加味して決定した。 横浜美術館の雪山行二館長は、調査内容とその意義についてこう語る。「地方の美術館の仕事をもう少し見てほしい部分もあるが、調査はかなりバランスがとれた評価をしていると思う。1つの県に美術館が1つ2つしかないようなところでは、他の館との競争意識が薄れてしまうこともある。業界に刺激を与える
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