今後の世界はどうなるか、という長期予測について書かれた本を以前読んだ。 まずは現在発展途上と呼ばれている国々が経済的成長を遂げる。 その過程で一時的に環境は悪化するが、やがて全世界が少子高齢化、人口は減少していく。その後は穏やかではあるが変化や成長に乏しい時代が訪れる、という話だった。 本のタイトルすら忘れてしまった、相当あやふやな話なのだが、穏やかで寂れた雰囲気の未来観が終末SFそのもので、美しいと思ったことを覚えている。 さて、私は地方の小さな町に住んでいる。 一応近くに(といっても田舎の近くは車で10分)コンビニ、スーパー、ドラッグストア、総合病院がある、多少マシな感じの田舎である。 ただし同じ町の中には山間部にあることから人口が減少、僅かな住民も高齢化、国からの支援を受けてなんとか息を繋いでいる、そんな集落も存在している。 しかしいまや日本の半分は田舎なんじゃないか、とも思う。 平