「Gunosy」の共同創業者である関喜史さんは、学生時代の長期インターンで力を蓄え、シリコンバレー見学で「何を作ったか」で評価される文化に触れた。 大学院に在学中、3人の同級生と情報キュレーションサービス「グノシー」を開発し、その事業化のためにGunosyを起業した。当時からビジネスと学術研究の両方を追求する姿勢を貫いている、その理由を聞いてみた。 高専から東大へ、インターンで実績を作る 関さんは、富山県で生まれ育った。中学時代にプログラミングと出会い、富山商船高等専門学校(当時、現在は富山高等専門学校)に進学し、情報工学を専攻した。高専出身のエンジニアの活躍ぶりが話題になっているが、関さんもその一人だ。 高専の卒業後は東京大学に編入した。「掲示板の“2ちゃんねる”を見ると『プログラマーは下流』みたいな話ばかり。経営やマネジメントも分かっていないとまずい」と思い、システム創成学科知能社会シ