2019年2月19日のブックマーク (1件)

  • 何者かにならない - 傘をひらいて、空を

    古い友人が試験勉強をはじめた。友人不動産を扱う会社に勤めていて、不動産鑑定士というのを取るのだそうである。記憶力が落ちていて困る、年は取りたくないものだ、などとと言う。彼女の高校時代のあだ名は「人間手帳」である。やたらと記憶力がいいのだ。手帳の大きさが半分になったって試験には通るんじゃないかと思う。 資格をとったら、お給料があがるの。私が尋ねると、たぶんねと彼女は言う。あとは社内転職がしやすくなる。うちの会社は希望を出さないと異動はないし、不採算部署はすみやかに取りつぶされるから、資格のひとつも持っていたほうが有利ではある。そういうのも動機ではあるんだけど、えっと、なんていうか、いい年になったし、業界をまたぐ転職はしなさそうだし、そろそろ何者かになっておこうと思って。 何者か。私が言うと、何者か、と彼女はこたえる。「会社員です」でもまあいいんだけど、ちょっとぼんやりしすぎている。お免状が

    何者かにならない - 傘をひらいて、空を
    mozzareIIa
    mozzareIIa 2019/02/19
    “あんたが肩書きなしで平気なのはあんたがわけもなく自分を超レアだと信じているからだよね。「何をどう考えても自分は伝説のポケモンだ。疑いの余地はない」と思ってるところあるよね。”