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  • マーサ・ヌスバウムによる動物の「繁栄・開花」/「可能力アプローチ」論と、その問題点 - 道徳的動物日記

    ドナルドソンとキムリッカの『人と動物の政治共同体』を読んだついでに、同じく政治哲学の視点から動物を扱っている、マーサ・ヌスバウムの『正義のフロンティア』の第6章「"同情と慈愛"を超えて」も、ぱらぱらと読み返してみた。 『正義のフロンティア』は「障害者・外国人・動物という境界を超えて」という副題の通り、ジョン・ロールズの『正義論』のような社会契約の枠組みでは排除されたり上手く扱えない立場の存在について、政治哲学的に配慮の対象とする方法を探る、的なである。 通常の社会契約論では動物は配慮の対象にならないというのは、考えてみれば明白である。ほとんどの動物は人間のような合理的な道徳的主体ではなく、互恵性や協力をする能力やルールを守る能力を持たないために、契約能力がないからだ。それらの能力を持っている動物はいるとしても限られているし、人間が持つ複雑な能力に比べればかなり限定的であったり異なる種類の

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