人それぞれで違うはずだが、若者はあまり買い物をしなくなったらしい。 “物欲なき世代”とも言われる。可処分所得(収入のうち自由に使える額を示す)の伸び悩みが原因なのか。 スマホの普及で月々の支払いがかさみ、(健康保険など)社会保険料の負担も大きく、他の消費にお金が回らない。年金や社会保障制度がどうなるのか、自分たちの生活がどうなるのかもわからない。そのため財布のひもが固くなる。 今の若者が生まれた時、日本経済はデフレだった。親の給料もなかなか増えない。不 要なモノは買わない習慣の中で育った。高度成長やバブルを経験してきた世代とはあきらかに感覚が違うのだ。 日本経済は成熟し、モノがあふれて、消費の主役が“モノ”から、(体験を大事にする)“コト”に移るなか、企業側は消費者のニーズに応えるモノを十分に提供できていない。 かと思えば、興味あるニュースを見た。数日前、西日本新聞にあった記事である。 A