「できるかではなく、やるかやらないか!」注目の女性社会起業家の原動力とは? えと菜園代表・小島希世子氏は、広い湘南の畑の近くの直売所で、土にまみれた手を拭きながら、インタビューに答えた。「やるかやらないか」「妥協のないサービスを送り出す」一言一言が、朴訥だが、飾り気の無い答えの合間に、強い新年と情熱を感じる。農業×ホームレス、農業×都会の住民を結びつけるビジネスモデルは展開する注目の女性起業家にお話しを伺った。 (2016/02/19更新) 小島希世子(おじまきよこ) 熊本県うまれ。実家は農家ではないが、周りに農家が多かったことから「いつか農業を仕事にしたい」と志す。慶應義塾大学卒業後、産地直送の会社に勤務。しかし農家の夢をあきらめられず、2006年にネットショップを開業。2009年には法人化し、農業体験ができる『コトモファーム農園』をスタート。その後、株式会社えと菜園を設立し独自の販路開