ブランビラ観光相 【ローマ=南島信也】イタリアのブランビラ観光相が、日本人観光客がローマの有名レストランで法外な値段を請求された「ぼったくり」事件について謝罪し、イタリア政府の費用負担で再びローマを訪れてくれるよう被害者に呼びかけている。観光立国で知られるイタリアだが、日本人の旅行者はピーク時に比べて半減しており、政府は悪い印象を振り払うのに懸命だ。 観光相は21日、「親愛なる日本と世界の観光客の友人へ」と題した手紙を公表。「政府はホテルやレストランなどの価格やサービスをチェックし、観光客の権利を守るため監視委員会をつくる」とし、ぼったくり対策に本格的に取り組む姿勢を示した。 また、6月にローマの有名レストラン「パセット」でランチ代として約700ユーロ(約9万3千円)を支払わされた日本人カップルに「とても申し訳なく思う」と謝罪。「政府はレストランをすぐに閉店させ、この店を訴えた」と迅